2015年2月21日土曜日

留学目標(の1つ)達成!!

今回は少し現実的な話をして、その後に今回の記事のメインの話をしようと思います。



自分たちが良いとか悪いとか、価値判断をするときは、意識的であれ無意識的であれ、何かの基準と照らし合わせてその上で評価を下しますよね。

例えば、週末に外食に出かけて、安くておいしいイタリアンのお店を見かけたとします。
安くておいしいと価値判断をできるのは、値段は高いけど味はそこそこの他のお店を訪れたり、自分で作った水っぽいパスタの料理を経験しているからです。

今のはお店の例でした。
国・文化単位で比較してみたらどうでしょう。

当たり前ですが、それぞれの国には、それぞれ良いところや、悪いところがあります。
判断する際には、日本の良いところは、アメリカの悪いところになりうるわけです(その逆も)。


自分は今まで20年間くらい日本で育ってきて、大学に入ってからはバンクーバー(カナダ)、ハノイ(ベトナム)に短期間留学し、一年生の後期、ショーン先生の授業で、世界の貧困についてざっくりと学びました。そして今チコ(アメリカ、カリフォルニア州)に住んで、ちょうど半年です。

いろいろと見て感じて、アメリカに対して、思うことがあるのです。
比較してみて初めて、大好きなところ、大嫌いなところが、たくさん見えてきたのです。

それを今回は記事にしてみたいと思います。大好きなところは飛ばして、大嫌いなところだけ3つ。


ただ、前提として、
・ 日本、貧困国との比較してのアメリカです。
・ アメリカと言っても、チコしか知らないので、オクラホマやオレゴンには当てはまらないかも。
の2点は留意してください。

これから「日本」や「アメリカ」という言葉を便利なので使いますが、全てを知っているわけではありません。
あくまでも、田舎出身の日本人による、限られた経験からのアメリカ視点です。



1. まずは、食文化についてです。

日本と比較して、やはり油っぽい所、野菜が少ないところ、美味しくないところは否定できないです。
留学生は、出来る限り日本食をかばんに詰め込んできてくださいね。

まあそれはまだ許せます。文化なんだから、仕方ないと諦めるところです。
ファーストフードに行きついてしまったのは残念だけどね。
しかし、変えて欲しいのは、大学の学食や、中学、小学校の給食システムと、食に対する考え方についてです。

日本の給食は、牛乳があって、野菜もあって、栄養満点!決められた量をきちんと食べて残したら、先生に怒られるかも…。ですよね?
自分は給食が大好きなのでそれが目的で将来学校の先生になりたいと考えたことさえあります。
特に大好きなのは、わかめご飯。お皿をゆすって、お皿の中でおにぎりみたいな形にするのに情熱を注いでいました。欠席した人がいれば、デザートをめぐって給食じゃんけんです。○○君、休んでくれてありがとう。みたいな。


それに対してアメリカの学食・給食はバイキング…!
メニューは ミートゥ、バーガー、ポゥテイトー、ソッセージ…ワットエバー!で、好きなものを好きだけとっちゃおう。
そして、自分が好きでとった料理だけと、やっぱりなんかもう良いやポイしちゃえ。


自分が許せないのはここです。
別に学校だけではなく、この前行ったバイキングのレストランでも同じ光景を目にしました。一番仲良しで、自分にとってすごく大切なアメリカ人の友達も同じで、いつも脂っこいものをたくさんプレートにのせて、そしてそれを残すのです。それについて文句を言えば、ここではそれは当たり前だという返事が返ってきます。



何だその当たりまえは。

ちょっと待てよ、ああそうか。英語には、「もったいない」に相当する語彙がないので、そもそもそのような考え方がないのか。
この前家に来たイギリス人のレイチェルファミリーもご飯をふつーに残していたし。
人の考え方や行動は、言語の持つ性格よって大きく左右されるのかもね。
ドイツ語を勉強すれば、ロジカルな考え方が身に付きそう。
また、「料理を残さずにたべることは卑しい」という文化もあるらしい。


しかし、話を戻して、一般常識として、世の中では飢えている人がたくさんいますよね。
別に国外に行かなくても、チコでさえ、一歩お店から外に出て道を歩けば、「お金/食べ物を持っていないか」と声をかけられることもたくさんあります。

そんな現実が見えていないはずがない。
それでも、食べものを残す人と、食べもの乞う人、両方が存在しているのが当たり前だと思っている。

そんな世界は、日本で生まれ育ってきた自分にとって衝撃的で、自分勝手だなと思いました。



「いただきます」と「ごちそうさま」。

こっちではあんまり日本語は話したくないけど、感謝する気持ちは忘れたくない。



2. 次は、ごみの多さについて。
まあベトナムのハノイや、モンゴルもそうですが、アメリカではゴミ箱はそこらじゅうにあるにも関わらず、ごみもそこらじゅうに散らかっています。何でやねん。

日本の自然が豊かな地、三重県松阪市飯高町と、アルプスに囲まれたこれもまた美しい街、松本を経験してきた自分としては、見ていて気持ちよくありません。
まあ慣れましたが。慣れてしまいましたが。

ごみを意識的に捨てる人には5億円くらいの罰金があっても良いのではないかと思います。

厳しい?自分はそうは思いません。

そして、ドラえもんの世界ではないですが、捨てられたゴミは持ち主の家にワープするという道具があったら良いのになあと妄想します。家に帰った持ち主が、「うおっこれは自分がさっき捨てたやつじゃないか」と驚くような。

名づけて、『ポイ捨てホームラン』
持ち主から離れたごみは、ホームベースを一周して、結局ホームに帰ってくるのです。
得点ではなく異臭を身につけて。


3. 最後はエアコンについて。
冬は寒いから暖房をつけますよね。アメリカのアパート・寮では知る限り、電気代は家賃に込みがほとんどなので、その場合はつけ放題です。ラッキーラッキー!

ただ、そこで電気代を気にせずに暖房をつけるわけなのですが、ちょっと冷房が効きすぎてしまったので、冬だけど冷房にスイッチしちゃうわけなのです。冬に、冷房を。

最近汗をかくことが増えてきたホッキョクグマも羨ましがりますね。

そして、家に帰ってきたら、暖房/冷房がつけっぱなしじゃないことの方がめずらしいのです。

図書館は、真夏の太陽がさんさんと降り注ぐ中で、凍えるような寒さなのが当たり前なのです。

自分の専攻は心理学なので、環境学については全くしりませんが、
一般知識としてよく言うように、こうした電気の無駄遣いが、環境異変への原因への1つになっているのだとしたら、
環境異変に対して責任を負うべきは誰なのでしょうか。


現実的に、気温は上昇し、陸地の面積は減少し、人は避難し、ある種は絶滅しかけています。
ガンガンに冷えた自宅、チコの図書館とは関係のないところで。

自分は冬の冷房と、冷房の効きすぎ、つけっぱなし、を見て、少し悲しくなります。



まとめ。
アメリカ合衆国カリフォルニア州チコ人は愉快な民族です。
自分はそんな彼らが時に大好きだし、時に許せないこともあります。

金曜日の夜、やかましい音楽を流してはお酒を飲み、踊り、笑い、翌朝に散乱したお酒の缶やたばこの吸い殻を見かけるのは、ここでは日常茶飯事です。


ははは。あー楽しい。


日本は豊かな国なので、特に、外国に出てみるのは良い経験になると思います。悪い経験をいっぱいすると思うので。
素晴らしい食文化、優れたサービス、安全な治安、綺麗なトイレなど、素晴らしい日本の文化に気付けると思います。


若者は、外にでましょう。










とまあ、ここまでが前半戦です。今のところこれを書くのに3時間近くかかりました。
ふつふつとした見え隠れする感情を言葉にするのが大変だったのです。

しかし繰り返しですが、もちろんアメリカにしかない良いところもたくさんありますよ!
今回は、暗い面にフォーカスするという回だったので、誤解しないでください。
また良いところもいっぱい書いていきたいです。



さて、楽しい話題&本日のメインに移りましょう!

自分のテニスライフについてです!

なんと、ついに、ついに、ついに、
自分の留学中の目標のひとつであった、「Eleonor氏(テニスのコーチです)を倒す」という留学目標を達成することができたのです!

そうそれは一昨日のこと、授業の後に"Genya, 明日時間ある?"と誘われ、引き受けた 1 on 1 のプライベートテニス。
返事はもちろんいつもイエスで、試合結果はいつもノーです。

彼女はスウェーデン出身のチョコレートが大好きな女性で、テニスが強いだけじゃなく、性格的にもとても優しくて、自分が今まで出会った中で一番尊敬できる先生です。授業外でのテニスもよく一緒に誘ってもらい、自分の授業の補佐をやらないか?と、TAをするきっかけをくれたのも彼女でした。

そんな素敵なコーチだからこそ、日本に帰るまでに勝ちたかった。

怠惰な自分を叱咤激励し、勉強の合間を縫ってはジムに通い、お風呂上りには柔軟体操をし、フィジカル面を鍛えてきました。
しかし、問題はメンタルだったようで、

同じように昨日も試合が始まるやいなや、開始わずか10分くらいでいきなり 0-2 で先行されました。本番になると、緊張したり、臆病になったりで、自分のプレーができないのです。

今回は特にひどかったため、情けなさ過ぎて開き直りました。
「もうダメダメすぎてどうせ勝てないから、せめて自分のベストを出そう」と。
そこからはリラックスでき、快進撃のスタートです。

自分 - コーチ
 0  - 2   ← 「ああ もうだめだ…。」
 1    - 2   ← 「自分のベストを尽くそう!」
 2  - 2
 2  - 3
 3  - 3
 4  - 3   ← 「む…なんかいつもと違うかも?」
 5  - 3   ← 「お 行けるのでは!!」
 5  - 4   ← 「いかんいかん 集中集中…。」
 6  - 4   ← 「!!!!!!」

感動です。
コーチから教わった技術は、すべて発揮できました。
終わった後は、笑顔でハグをしてくれました。
"Genya, let's take a picture."言われて、一緒にとったのですが、まだ送られてきていないので、また送られてきたら編集で追加します!




自分の中では非常に大きな出来事だったため、記事にしてしまいました。口調も乱れてしまいました。
しかし、本当に嬉しかったのです。大好きな人に勝てたことが。

先週、錦織圭と試合をした David と、試合をしました。
今日は、今週火曜日に知り合った新しい友達の Mike と一緒にテニスをしました。
来週は、アメリカ人、日本人の友達と一緒にテニスです。

自分がアメリカに来て、テニスを通じて得られたもの、得ているものは本当に大きいです。
留学を考えている人は、別にスポーツではなくても、お菓子作りであったり、音楽であったり、自分が好きな事と、現地での活動を何か結び付けられることができたなら、それはすごく充実した時間をつくるきっかけになると思います。
勉強だけでは煮詰まってしまいます。


これが、今回の記事のメインでした。
かなり個人的な内容になってしまいました。

見てくれた人はありがとうございます!



2015年2月5日木曜日

Spring Semester/ School Life

「Second Semester はFirst Semester よりも勉強もソーシャルもずっと楽しめるよ」

この前、チコの留学オフィスに行った時にSteveに言われた言葉です。

確かに、Fall Semester の時の自分と、今の自分を比較した時に、ぱっと思いつくだけで二つ、ちょっと変化したかなと思うことがありました。
それは、①自分の英語力に対するある程度の自信、②アメリカにおける自分のコミュニケーションスタイルの確立、です。

とは言うものの、①についてはかなりムラがあります。友達とおしゃべりをするとき、クラスでディスカッションをするとき、テニスのスキルについて話すとき、全部会話の質が異なるからです。ただ、それらを包括した、発音や、リスニングの部分で、少しは肯定できる部分が増えてきました。

②は、新しい自分の発見といいますか、今は、恐れるものは何もない、無我の境地にたつことができています。


というわけで、Spring Semester かなり順調なすべりだしをしているのですが、今回は自分のとっている愉快な授業達について紹介したいと思います。


1. PSYC321 Brain, Mind, and Behavior (週2コマ、3単位)

2. PSYC323 Health Psychology (週3コマ、3単位)


性格や考え方、その人の感情状態が、身体的な健康状態に影響を与えるなんて面白いと思いませんか?

自分の専門は心理学です。人の心と身体、行動の関連について興味があります。
とは言うものの、この二つの授業は、生理学、脳科学、神経学よりのアプローチで、理科の授業等で習った専門用語を日本語に直して理解するところから入るため、今はあっぷあっぷ状態です。

授業はどちらも"Interteaching" という方法を用いていて、授業前に教科書を読んだ後、生徒間でのグループディスカッションを行い、その教え合いの中で理解を深めていくとう感じの授業スタイルです。土日は、リーディングの量に忙殺されております。

3. CMST131 Speech Communication Fundamentals (週3コマ、3単位)


番号は100番台ですが、おそらく今学期一番苦戦するだろうなという授業です。
Speech という名前があるように、この授業ではスピーチの理論を学び、実践をくり返します。

自分の英語スピーキング力を向上させたいこと、菊池先生に教えていただいたスキルをいかして、自分のスピーチ力がどこまで通用するのかをみてみたかったのです。

この授業は、教室内におさまらず、スピーチコンテストや、トーナメントも含まれた授業なので、またイベントがある際には報告したいと思います。

4. CMST235 Intercultural Communication Theory/Practice (週3コマ、3単位)


これもCommunication Studyの授業ですが、これはどちらかといえば、Lecture形式で、この中では日本での大学スタイルに一番近いかもしれませんね。一言で言えば、文化の壁をどう乗り越えていくのかといったことを勉強しています。

5. KINE207 Analysis Physical Education Theory (週2コマ、2単位)


名前はこのように格好よくなってしまいましたが、これは先学期にとっていたテニスの授業とまったく同じです。ただ今回は、TA(Teaching Assistant)という形で授業に入っているため、名前が変わり、単位数も1単位増えました。

授業はテニスのスキルを教えたり、ボールを出したりといった、アシスタントが中心になるため、自分がボールを打つ機会はあまりありませんが、ティーチングということで、前期とは違った新しい角度から大好きなテニスに向かい合えているので、推薦してくれたコーチのEleonor氏には感謝です。



授業はそんな感じです。
ドイツ語の授業は…、今回はスキップです。
キャパシティオーバーです。

最後に、今学期に使う教科書と、クリッカーの写真です。



アメリカの教科書は、本当に、本当に高いので、
日本の大学生はとてもラッキーだなと思います。
だいたい一冊あたり500円~30,000円くらいです

2015年1月15日木曜日

British Christmas, American New Year's Eve


松本とチコでの生活の一番の違いは、冬の過ごしやすさだと思います。

チコの一月は、今のところほぼ毎日快晴状態で、一日の最低気温もだいたい5℃程度です。
コートを脱ぎ始める人も、ぽつぽつ見えてきました。
がむしゃらにスケボーを乗り回したら、きっと皆さんも汗をかくと思います。


さて、クリスマスと大晦日の楽しかった日の想い出を、いつもより少しくだけた感じで振り返ってみたいと思います。
欧米諸国は日本とはまったく逆で、以下のような慣習があるんですよね!

  ☆ クリスマス ☆ = 家族でまったりと、
   ★ 大晦日 ★   = 友達や恋人とわいわい過ごす


1. Christmas Day

アメリカにいながらにして、British Styleでした。
実は、冬休み中、イギリス人ルームメイトのレイチェルファミリー(パパ、ママ、弟)が、イギリスからチコにやってきていたので、家族水入らずのところにご一緒させていただいたのです!

クリスマス当日の25日は、トランプをしたり、音楽を聞いたり、プレゼントを交換したりという感じで、まあのんびりとした時間を過ごしました。
午前中は、クリスマスに空いているお店を求めてあちこち自転車を乗り回しましたが。(クリスマスではThanksgiving dayの人同様、ほとんどのお店が閉まっているのです)
誰かにクリスマスカードを渡したのはこの日が初めて!
自分はなんとハリポタに登場するカエルチョコをもらいました(あの動いて窓から逃げていくやつです)。

レイチェルパパはイギリス人なのですが、レイチェルママがアイルランド出身で、常にアイルランドの音楽を流しては、「げんやはこの曲知っている?この曲は××という人が歌っていて、こういうところがとても良い!」と、とても熱狂的で、話を聞いていてとても楽しそう。
アイルランド人であることのアイデンティティに誇りと歓びを感じている彼女からは、「アイルランドに来なさい!」と10回くらい勧められました。


しかし、イギリス英語もそうですが、アイルランド英語は特に聞き取るのが難しいですね!
こちらに来てからは実感するのは、ひとくくりに英語と言っても、いろいろな種類があって、それはレイチェルファミリーのように、地域の違い(方言)に依るものや、日本人が話すカタカナ英語のように、第一言語の影響から独特の発音・イントネーションを備えているものなど、本当にいろいろな英語があるということです!特に、語彙と発音は顕著な違いを見せてくれます。

ちなみに、第一言語の影響を受けているという後者の場合で、アジア圏の国のうち、日本、韓国、中国という三つの国の中で英語を比較すれば、自分の印象では、
韓国 ⇒ 日本 ⇒ 中国 の順で、英語がアメリカ英語に近く、聞き取りやすいな~と感じます。
出会った韓国人はみんな、綺麗な英語を話している印象です。


クリスマスに話を戻すと、、、
その日の夕ご飯は、普段はあまりキッチンに立たないレイチェルが包丁を握ってくれて、ターキーやプディング、クリスマスケーキなど、とても豪華な夕食をいただくことができました。
Thanksgiving day の食事に近い感じです。
夕食前にはクラッカーを鳴らしたのですが、イギリスのクラッカーはなんと日本にあるような通常のものとは異なり、お互いで一つのクラッカーを引き合って勝負を競いあったり、中に入っているおもちゃで遊んだり、クラッカーについている紙の王冠をかぶったりすることができるなど、イギリス独自の個性を兼ね備えた特別なものです。
レイチェル曰く、子どもにとても大人気だそうで、日本にもあれば楽しいだろうな~と思いました。


2. New Year's Eve

そこまで寒いわけでもなく、いつもと特別違ったことをするわけでもなく、年末の大掃除をするわけでもなく、、、

ということで、あまり年末感がなかったのですが、すき焼きを作り、年越しのうどんを食べることで、無理やり年末感と士気を高めました。

その後、約束していた友達の家にカウントダウンを言うために日本人ルームメイトと、日本製のクラッカーを持ってお出かけです。

アメリカ人の友人宅へ行っていつも驚かさせることは、ボードゲームがたくさんあるということです。トランプや双六などから始まり、それらをミックスさせたものや、今まで見たこともない小道具を使うものなど、アメリカのおもちゃはバラエティに富んだものが多いな~と感心させられます。

レイチェルファミリーとした時もそうでしたが、トランプ一つをとってみても、ルールが複雑で、頭を使わされるものが多かったです。
残された2014年へのタイムが刻々と切られていく中、脳内エネルギーもどんどん消費です。

4人中3人のアメリカ人が実家の方に戻らずにこうしてアパートに残り、友人と時間をすごしているということで、日本とは違うね~という話を持ちかけたところ、その友達の一人が、今家の方には、祖父母、両親の兄弟が来ているから、親類へあいさつというよりは、友達と楽しく過ごす方を優先したと説明してくれて、周囲の人間関係に対する優先順位は、年齢によって異なるのだな~と発見です。




初海外でのクリスマス、年末ということで、貴重で素敵な経験でした。

今度は、アイリッシュスタイルですね~

2015年1月12日月曜日

Reading, Listening, Writing, Speaking ... + α

明けましておめでとうございます。

新しい年になりましたが、みなさんは新年の目標(New Year's resolution)はたてましたか?
私の目標は、休暇中にハリーポッターの「炎のゴブレット」を読み切ること、留学中にハリポタシリーズを読破することです。

英語力はよく、Reading, Listening, Writing, Speaking の4つの指標で測られますね。

おそらく、「こっちに来てから何かが一番伸びた?」と聞かれたらは、答えはReadingだと思います。
特にセメスター中は、講義を聴いたり、他の人と話したりする時間よりも、ほとんどの時間を机に向かって教科書を読むことに費やしてきた分、ハリポタとかは集中すればだいぶすらすら~と読めるようになってきた気がします。
(ただ以前、『ホビット』を見にいった際には、ドワーフの言っていることがほとんど聞き取れず、Listeningがやばいという現実に直面しましたが…。)

帰国した後は、英語力ごとに結構差が開いているのではないかな~と思います。

…と、今ここで書いてみて思ったのですが、帰国後のその人のIELTSの得点とかを見てみれば、その人がどういう留学生活を送っていたかは結構推測できるものなんじゃないでしょうか?

私のルームメイトの一人の日本人は、すごく社交的で、宿題よりも人付き合いを優先するようなタイプなので、自分の比較した場合には、SpeakingやListeningがすごく伸びているんじゃないかな~と思います。

(飯沼さん、どうなのでしょうか?笑)


そして、ここからは少し角度の変わった別の話で、今、留学準備をしている人は、自分の留学中の目標に合わせた英語の勉強をしてみると良いかもしれません。

他の人とコミュニケーションを行う上での最低限の英会話、教授の言っていることを理解する聞き取り能力はもちろん誰にでも求められて、それは全ての人が留学前に基礎して身につけておくのが理想ですが、それ+αでの英語力も、身につけておくとのちのち役に立つと思います。

例えば、自分の専門分野の知識を深めたいという目標があるのであれば、先に専門用語だけでも見直しておくと、留学生活中の負担が減りますし、たくさん友達を作りたい!というのが目標であれば、こなれた表現を覚えておくことで仲の良い人間関係を築きやすくなるでしょう。

きっとそういった事前準備は、「自分のやりたいこと」にも直結しているので、思い浮かべてやっていけば、案外楽しく勉強できるんじゃないでしょうか?


次は、クリスマス、年末編です!

2014年12月3日水曜日

反省点とThanksgiving Day


チコも12月になりました。
綺麗な紅葉の季節も終わりかけで、最近は雨がしとしとと降るような降らないようなと言った感じの天気が続いています。数えてみるとこちらに来てからもう3か月半で、留学生活の3分の1が終了したんだな~と実感させられます。周りの環境が変わって、英語のみで挑戦し続けることができたこの3か月半、すごく贅沢で充実した時間でしたが、勉強(とテニス)に重点が置かれ過ぎていて、「アメリカならでは」というのがあまり経験できなかったのかなーというのがこれまでの反省点です。「せっかくアメリカにいるんだから!!」というお言葉もたくさんいただきました…。

食への関心と問題意識を抱いてアメリカ留学した大森あけみさん。留学中には自分で情報収集をしてThanksgiving Day の時には、すでにロサンゼルスまでいってイベントに参加する積極性はすごいと思うし、自分もそのような姿勢でいたいと思う。これからの時間は、『目的・目標シート』とにらめっこをしながら、自分の目的にあったアメリカでの活動にもっと取り組んでいこうと思います。


さて、チコ校では11月22日(土)から12月1日(月)までの期間にThanksgivind Day休暇があって、友人の勧めでホームステイプログラムに参加しました。


ホストファミリーの素敵な裏庭です。鶏を飼っていました。


滞在した留学生は全部で5人。チコからだけではなく、U C DavisやU C Berkeleyなど、いろんな大学からの留学生にも会うことができました。


ホストマザーです。料理がとても上手で、素敵なThanksgiving Day mealをごちそうしてもらいました。


ホストファミリーにプレゼントしたクッキーです。オクラホマに留学しているなっちゃんに刺激を受けて、自分も挑戦してみました…!!



そして、サクラメントにある日本理料理屋さんです。チコには、日本の食材を売っているところはありますが、レストランはほとんどありません。アメリカに留学すれば、間違いなく日本食が恋しくなると思うので、その際にはサクラメントまで足を伸ばしてみてください。日本食材を売っている大きなスーパーもありますよ(^^)

最後に少しだけ広報です。今回のホームステイプログラムに参加したのは、最後の写真の右に写っている日本人の友人が紹介してくれたからなのですが、もともとは International neighborsというチコ校の留学生向けの団体が企画してくれたものです。この団体は少なくとも週に2回、聖書の勉強、夕ご飯の提供、ゲームなどを行っていて、チコに留学する人は必ずお世話になると思うので、名前を覚えておいてください!! (^^)

2014年最後の1か月、一日一生という気持ちで毎日大切に過ごしていきたいと思います。

2014年11月10日月曜日

アメリカの大学




中間テスト期間(Midterm Exam)が終了してほっと一息です。

といってもチコ校は信州大学に比べてテストやクイズ形式の問題は、
ほぼ毎週あるので常に何かしらに追われている毎日です。



Fall Semester の授業は、数えてみたら後3~4週間分くらいしかありません。
Thanks giving day という日本でいうゴールデンウィークみたいなものを間にはさむため、
実際は12月の中旬くらいまで続くのですが、それでももう授業期間はあとちょっとしか
ないんだな~と実感させられます。


信州大学では今頃、次の秋から留学に行く人が留学希望届を準備している頃でしょうか。

少し遅くなっちゃいましたが、参考になるように、少しチコ校の授業と、環境について
いろいろと頭の中に浮かんだままに紹介していきますね。


※授業については自分の受講している心理学の授業に限定した話になってしまうので、
一般的な話からはそれる場合があるかもしれません。


1-1. まずは授業形式について。

なっちゃんもブログの初めの方に書いていましたが、アメリカの授業では生徒の発言が積極的に求められます。

生徒が授業中コメントするには二通りあるのかなって思います。
1つは、教授が「何か意見や疑問点はある?」ってコメントを生徒に促す方法と、
もう1つは、教授が話している最中に自分から手を上げてコメントをする方法です。

前者の方であればまだ日本でも考えられますが、教授の話の最中に(授業を遮るわけじゃないですよ)手を上げるのはアメリカ独特だなーと思います。

先生が生徒からの意見を歓迎していて、相互作用的な授業が展開されていくのが、日本とアメリカにおける授業形態の一番の違いだと思います。

そのため、授業中に寝ている生徒を見かけたことはないです。

だいたい授業の規模としては、20~40人くらいのレクチャータイプがチコでは一般的で、
信大であったゼミのような授業は、シラバスを見た限りでは見つけられなかったです。

質問があれば、オフィスアワーに教授を訪問するか、メールのやりとりを行うかといった感じです。


1-2. 二つ目は授業の課題について。

課外の量は多いです。内容も少し変わっています

自分が取っっている"Abnormal Psychology"の授業について、紹介しますね。

興味がない人はこの部分は飛ばしてください。

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この授業は Hybrid Class と言って、授業は週一回しかありません。
(アメリカでは同じ授業が週2~3回が通常です)

そのため、インターネット上での課題がたくさん出されるのですが、
その中で毎週 YouTube ビデオを作成するというものがあります。

うつ病や、統合失調症、人格障害など、さまざまな病気を分析し、
患者の症状から診断書(Diagnosis)を作成できるようなることを目標とするこの授業では、
病気の種類がそれはもう多岐にわたるため、生徒一人一人が割り当てられた患者の
病気に対する医者(Dr. Nishimura です)になり、それをみんなでシェアしていきます。

オンラインテキストと、週一回の授業のグループ内ディスカッションを通して、
割り当てられた患者について分析し、得られた分析結果を元にYoutubeを作成して、
他のグループとシェアします。

他のグループはまた違った症状の患者を担当しているので、
この活動を通していろいろな病気について知識を深めていくことができます。

毎週毎週違った患者、障害を扱うため、インプットの量がかなり多く、
自分がとっている授業の中では一番大変です。

今日の午前中に作成したビデオがあるので、
「こんなことやってるんだ~」て感じでよかったら参考にしてみてください。

URLを載せておきますね。 
     ↓↓
http://youtu.be/XP5xn8uJL4c


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テキストの値段がかなり高いこと、オンライン上にあること、課題でYoutubeビデオを作成すること、
最初はいろんな驚きがありました。

特に、ドイツ語意外の授業はテストが、ほぼすべてオンライン上で行われるので、
慣れない内は少し戸惑うことが多かったです。




授業編は終了して、チコの環境について書きます!


2-1. 自然





綺麗な紅葉や美しい空はいつでも見ることが出来ます。





ただ、チコは松本よりも田舎なので服屋さんや、大きなスーパーに行こうと思えば、
バスを使う必要があるかもしれません。

キャンパス周辺からは学生なら無料で乗れるバスが行き来していて、それに乗れば10分ちょいくらいでいけます。
自転車だと20~30分くらいでしょうか。

本当に近いところにあるスーパーは、やや値段が高めです。

ダウンタウンは、大学にくっついている感じですので、
少し値段が高くても良ければ、そこで買い物することもできます。

お祭りや、マーケットなどはここで開かれています。


2-2. 英語、英語、英語

ルームメイトがイギリス人にも関わらず、アメリカ英語とイギリス英語の違いがそこまで
顕著にわかりませんが、英語は聞き取りやすい方だと思います!

現地の生徒や教授と話していて、強いなまりを感じたことはありません。


2-3. 食べもの

やはり留学していて何が一番恋しいと言われたら日本食ですが、
こちらでも美味しい食べ物は売られていますよ。

自分の一番のお気に入りは、メキシコ料理のBurritoです。
米や豚肉、チーズなどを、小麦粉の生地でつつんでかじる食べ物ですが、
これは本当においしい!!
携帯電話にしか写真がないためアップロードできないのが残念です。


ただ、基本的には自炊することがほとんどで、
たまに他の留学生と一緒に日本の料理をつくったりします。

昨日は現地のアメリカ人、韓国人・日本人留学生と一緒にアパートで
お好み焼きを作りました(^^)


みなさんも海外に留学する際は、日本食をたくさん持っていくと良いと思います。
インスタント御味噌汁などは、自分が課題や英語でくじけそうになった時に元気を分けてくれる
着火剤のようなものになると思いますよ。


最後にまた授業に関してです。

Fall Semester は12月の中旬に終わり、Spring Semester は1月からスタートします。
少し早いように感じますが、次のセメスターの授業はもう登録しました。

アメリカの履修は席に決まりがあるため、先着順で、早く登録した人から授業をとることが出来るのですが、
交換留学生は、短期しかいられないため他の生徒よりも早くスタートすることができます。

自分の次のSemester の授業についてはまたおいおい紹介しますね。

もしチコへの留学を考えていて選考に選ばれたのなら、
Steve からリンクが送られてくると思うので、シラバスを眺めてみてください。

英語漬けの毎日はそこからスタートしていくと思います。


今回は情報量が多くて大変でしたね。

お疲れ様でした。

次の秋から留学に行く人はあと少し準備頑張ってくださいね!!








2014年10月20日月曜日

チコでの二か月 - Hausing について

こんにちは。

アメリカ、良いですね。

図書館でお菓子を食べられるし、道を歩きながらぶつぶつ一人言スピーキングをしていても変に見られないし、先に入った人がドアを開けたまま次の人のことを待っていてくれるし、変なフードをかぶっていても笑われないし、自分の拙い英語でも必死に理解してくれようとするし、教授は授業中にリンゴをたべているし、、、


環境が変われば、自分の考え方や、行動も少しは変わるけど、
少しもだんだんと積み重なって、大きい変化になっていけば良いなと思います。


以前、オクラホマにいったしんたくさんのブログにもありましたが、
自分は少し、自己中心的になれた気がします。


さて、週末にUniversal Village という大学の寮に住んでいる日本人の人とお話しする機会があったのですが、後に続く人のために、宿泊形態について少しだけ書きますね。


チコでの宿泊 編

当初は大学の寮を希望していたのですが、先着順ですぐにいっぱいになってしまったため、
アパートでシェアハウスをしています。

結果的には正解だったと思います。

というのも、

1. 部屋が広い。個室がある。
2. ほとんどの家具が備え付け。
3. 家賃が寮に比べて比較的に安い

というのが主な理由としてあるかなと思います。

1についてです。大学の寮 University Villageでは、一つの部屋にベットが2つあって、
トイレやシャワーも共有らしいです。
自分の知る限りアパートはだいたい一つのアパートに4人がシェアして住む感じですが、個室はきちんとあって、トイレ、シャワーも1階と2階に分かれて備え付けられていました。

2については、自分が一番驚いたことで、アパートに到着した際には、何から何まですべて備え付けられていて、自分で買う必要があったのは、シャンプー、石鹸くらいでした。
友達の家には、ソファーに囲まれてテレビが設置されていました。

3について、これは意外かもしれませんが、University Villageと比較してみると、アパートの方が安いです。
自分のアパートは月6万円くらい、大学寮ですと倍の月12万円らしいです。
というのも、大学寮ではミールプランというのがついていて、キャンパス内にあるバイキングのカフェテリアに週4回分だけただで行けるみたいなのです。
1階の食事は$10ですので、$10 × 週4回 × 月4.5週 = $180 分の節約にはなりますが、
それでも高いですよね。

ということで、チコに留学に行く人には、アパートへの滞在をお勧めします。

International DeskのSteveに連絡すれば、いろんな業者を斡旋してくれますよ。
自分にも相談してくれたら仲介することができると思うので、連絡してください(^^)


それでは、チコでの宿泊形態編でした。

Have a good day!