2014年11月10日月曜日

アメリカの大学




中間テスト期間(Midterm Exam)が終了してほっと一息です。

といってもチコ校は信州大学に比べてテストやクイズ形式の問題は、
ほぼ毎週あるので常に何かしらに追われている毎日です。



Fall Semester の授業は、数えてみたら後3~4週間分くらいしかありません。
Thanks giving day という日本でいうゴールデンウィークみたいなものを間にはさむため、
実際は12月の中旬くらいまで続くのですが、それでももう授業期間はあとちょっとしか
ないんだな~と実感させられます。


信州大学では今頃、次の秋から留学に行く人が留学希望届を準備している頃でしょうか。

少し遅くなっちゃいましたが、参考になるように、少しチコ校の授業と、環境について
いろいろと頭の中に浮かんだままに紹介していきますね。


※授業については自分の受講している心理学の授業に限定した話になってしまうので、
一般的な話からはそれる場合があるかもしれません。


1-1. まずは授業形式について。

なっちゃんもブログの初めの方に書いていましたが、アメリカの授業では生徒の発言が積極的に求められます。

生徒が授業中コメントするには二通りあるのかなって思います。
1つは、教授が「何か意見や疑問点はある?」ってコメントを生徒に促す方法と、
もう1つは、教授が話している最中に自分から手を上げてコメントをする方法です。

前者の方であればまだ日本でも考えられますが、教授の話の最中に(授業を遮るわけじゃないですよ)手を上げるのはアメリカ独特だなーと思います。

先生が生徒からの意見を歓迎していて、相互作用的な授業が展開されていくのが、日本とアメリカにおける授業形態の一番の違いだと思います。

そのため、授業中に寝ている生徒を見かけたことはないです。

だいたい授業の規模としては、20~40人くらいのレクチャータイプがチコでは一般的で、
信大であったゼミのような授業は、シラバスを見た限りでは見つけられなかったです。

質問があれば、オフィスアワーに教授を訪問するか、メールのやりとりを行うかといった感じです。


1-2. 二つ目は授業の課題について。

課外の量は多いです。内容も少し変わっています

自分が取っっている"Abnormal Psychology"の授業について、紹介しますね。

興味がない人はこの部分は飛ばしてください。

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この授業は Hybrid Class と言って、授業は週一回しかありません。
(アメリカでは同じ授業が週2~3回が通常です)

そのため、インターネット上での課題がたくさん出されるのですが、
その中で毎週 YouTube ビデオを作成するというものがあります。

うつ病や、統合失調症、人格障害など、さまざまな病気を分析し、
患者の症状から診断書(Diagnosis)を作成できるようなることを目標とするこの授業では、
病気の種類がそれはもう多岐にわたるため、生徒一人一人が割り当てられた患者の
病気に対する医者(Dr. Nishimura です)になり、それをみんなでシェアしていきます。

オンラインテキストと、週一回の授業のグループ内ディスカッションを通して、
割り当てられた患者について分析し、得られた分析結果を元にYoutubeを作成して、
他のグループとシェアします。

他のグループはまた違った症状の患者を担当しているので、
この活動を通していろいろな病気について知識を深めていくことができます。

毎週毎週違った患者、障害を扱うため、インプットの量がかなり多く、
自分がとっている授業の中では一番大変です。

今日の午前中に作成したビデオがあるので、
「こんなことやってるんだ~」て感じでよかったら参考にしてみてください。

URLを載せておきますね。 
     ↓↓
http://youtu.be/XP5xn8uJL4c


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テキストの値段がかなり高いこと、オンライン上にあること、課題でYoutubeビデオを作成すること、
最初はいろんな驚きがありました。

特に、ドイツ語意外の授業はテストが、ほぼすべてオンライン上で行われるので、
慣れない内は少し戸惑うことが多かったです。




授業編は終了して、チコの環境について書きます!


2-1. 自然





綺麗な紅葉や美しい空はいつでも見ることが出来ます。





ただ、チコは松本よりも田舎なので服屋さんや、大きなスーパーに行こうと思えば、
バスを使う必要があるかもしれません。

キャンパス周辺からは学生なら無料で乗れるバスが行き来していて、それに乗れば10分ちょいくらいでいけます。
自転車だと20~30分くらいでしょうか。

本当に近いところにあるスーパーは、やや値段が高めです。

ダウンタウンは、大学にくっついている感じですので、
少し値段が高くても良ければ、そこで買い物することもできます。

お祭りや、マーケットなどはここで開かれています。


2-2. 英語、英語、英語

ルームメイトがイギリス人にも関わらず、アメリカ英語とイギリス英語の違いがそこまで
顕著にわかりませんが、英語は聞き取りやすい方だと思います!

現地の生徒や教授と話していて、強いなまりを感じたことはありません。


2-3. 食べもの

やはり留学していて何が一番恋しいと言われたら日本食ですが、
こちらでも美味しい食べ物は売られていますよ。

自分の一番のお気に入りは、メキシコ料理のBurritoです。
米や豚肉、チーズなどを、小麦粉の生地でつつんでかじる食べ物ですが、
これは本当においしい!!
携帯電話にしか写真がないためアップロードできないのが残念です。


ただ、基本的には自炊することがほとんどで、
たまに他の留学生と一緒に日本の料理をつくったりします。

昨日は現地のアメリカ人、韓国人・日本人留学生と一緒にアパートで
お好み焼きを作りました(^^)


みなさんも海外に留学する際は、日本食をたくさん持っていくと良いと思います。
インスタント御味噌汁などは、自分が課題や英語でくじけそうになった時に元気を分けてくれる
着火剤のようなものになると思いますよ。


最後にまた授業に関してです。

Fall Semester は12月の中旬に終わり、Spring Semester は1月からスタートします。
少し早いように感じますが、次のセメスターの授業はもう登録しました。

アメリカの履修は席に決まりがあるため、先着順で、早く登録した人から授業をとることが出来るのですが、
交換留学生は、短期しかいられないため他の生徒よりも早くスタートすることができます。

自分の次のSemester の授業についてはまたおいおい紹介しますね。

もしチコへの留学を考えていて選考に選ばれたのなら、
Steve からリンクが送られてくると思うので、シラバスを眺めてみてください。

英語漬けの毎日はそこからスタートしていくと思います。


今回は情報量が多くて大変でしたね。

お疲れ様でした。

次の秋から留学に行く人はあと少し準備頑張ってくださいね!!